RP5900 シリーズ｜回生型双方向直流電源

製品概要RP5900 シリーズとは

RP5900 シリーズは、直流電源と回生型電子負荷を 1 台に統合した ATE システム電源です。 回生機能により、消費エネルギーの最大 95% をクリーンにグリッドに還元し、 エネルギー消費と冷却コストを最小限に抑えます。

高電力密度で省スペース設計のため、ラックスペースを有効に活用できます。 ATE システムの電源として、試験環境の電力効率向上に貢献します。

主な特長

回生型双方向直流電源

• 直流電源と回生型電子負荷を 1 台に統合
• 双方向動作により、出力と吸い込みを 1 台で実現

高い回生効率と省エネルギーへの寄与

• 消費エネルギーの最大 95% をクリーンにグリッドへ回生
• システムの電力効率向上に寄与

ATE システム向けの高電力密度

• ラックマウント構成に適した筐体設計
• 2 kW ～ 12 kW までのモデルをラインナップ

柔軟なインタフェース

• LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232 に対応
• 試験自動化やリモート制御に対応

ラインナップ

RP5900 シリーズは、電圧レンジごとに 2 kW / 4 kW / 6 kW / 12 kW のモデルを用意しています。

モデル一覧

電圧レンジ	定格電力	モデル	最大電流（A）
80 V モデル	2 kW	RP5913A	±40
	4 kW	RP5923A	±80
	6 kW	RP5933A	±120
	12 kW	RP5934A	±240
500 V モデル	2 kW	RP5915A	±12
	4 kW	RP5925A	±24
	6 kW	RP5935A	±36
	12 kW	RP5945A	±72
800 V モデル	2 kW	RP5916A	±8
	4 kW	RP5926A	±16
	6 kW	RP5936A	±24
	12 kW	RP5946A	±48

並列接続可能台数：16 台
インタフェース：LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232
任意波形：最大 65,535 データポイント

RP5900 シリーズの仕様（電力モデル別）

2 kW・4 kW モデル

• 交流入力電圧（VAC）：三相（110–520 V; 50/60 Hz）
• 外形寸法（mm）：幅 437 × 高さ 43.5 × 奥行 765.1

6 kW・12 kW モデル

• 交流入力電圧（VAC）：三相（380–520 V; 50/60 Hz）
• 外形寸法（mm）：幅 438 × 高さ 88.4 × 奥行 760.1

用途例・適用シーン

• ATE（自動試験装置）システム電源
• パワーデバイス評価試験
• EV／HEV など回生試験を伴う電源システム評価
• バッテリー／エネルギーストレージの充放電試験
• 産業機器・インバータ・ドライブ装置の評価

回生型双方向直流電源として、ソース／シンク動作を必要とする各種評価に適しています。

RP5900 シリーズ導入のポイント

• 双方向動作と回生機能を 1 台で利用でき、システム構成を簡素化しやすい
• 高い回生効率により、電力効率の改善が期待できる
• 高電力密度設計により、既存ラックスペースを有効活用しやすい
• 多彩なインタフェースにより、試験自動化やリモート制御への展開が容易