EL4900 シリーズ｜回生型直流電子負荷

製品概要EL4900 シリーズとは

EL4900 シリーズは、ミドルレンジの回生型直流電子負荷です。 シングル入力でプログラミングが可能で、1U および 2U のコンパクトなラックマウント筐体を採用しています。 2 kW から 12 kW までの定格電力に対応し、幅広い評価用途で活用できます。

回生機能により、消費エネルギーの一部をグリッドへ還元でき、効率的な試験環境の構築に寄与します。

主な特長

回生型直流電子負荷

• ミドルレンジの回生型直流電子負荷として設計
• 回生動作により試験時の電力効率向上に寄与

1U / 2U のスリム筐体

• 2 kW 、4 kW モデルは 1U サイズのコンパクト筐体
• 6 kW 、12 kW モデルは 2U サイズで高出力に対応
• ラックスペースを有効に活用可能

多様なインタフェース

• LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232 に対応
• 自動化環境での制御に適した通信手段を幅広くサポート

並列接続に対応

• 最大 16 台まで並列接続可能
• 試験用途に応じて柔軟に構成を変更可能

ラインナップ

EL4900 シリーズは、80 V / 500 V / 800 V の 3 つの電圧レンジを用意しています。

モデル一覧

電圧レンジ	定格電力	モデル	最大電流（A）
80 V モデル	2 kW	EL4913A	40
	4 kW	EL4923A	80
	6 kW	EL4933A	120
	12 kW	EL4943A	240
500 V モデル	2 kW	EL4915A	12
	4 kW	EL4925A	24
	6 kW	EL4935A	36
	12 kW	EL4945A	72
800 V モデル	2 kW	EL4916A	8
	4 kW	EL4926A	16
	6 kW	EL4936A	24
	12 kW	EL4946A	48

並列接続可能台数：最大 16 台
インタフェース：LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232

EL4900 シリーズの仕様（筐体サイズ別）

1U モデル（2 kW、4kW）

• 定格電力：2 kW / 4 kW
• 交流入力電圧：三相 110-520; 50/60 Hz
• サイズ（mm）：幅437× 高さ43.5× 奥行765.1
• 回生型直流電子負荷として各種評価試験に対応
• 並列接続：最大 16 台
• インタフェース：LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232

2U モデル（6kw、12 kW）

• 定格電力： 6 kW/12 kW
• 交流入力電圧：三相 380-520; 50/60 Hz
• サイズ（mm）：幅438× 高さ88.4× 奥行760.1
• 高電力レンジの試験に対応
• 並列接続：最大 16 台
• インタフェース：LAN、USB、GPIB、CAN、アナログ、RS232

用途例・適用シーン

• パワーデバイス評価
• バッテリー放電試験
• EV／HEV システム評価
• 産業機器・電子機器の負荷試験
• 研究開発・実験室での電力評価

回生型直流電子負荷として、幅広い電力評価やシミュレーション試験に対応します。

EL4900 シリーズ導入のポイント

• 回生型電子負荷として効率的な評価環境づくりに寄与
• 1U / 2U のスリム筐体でラックスペースを有効に活用しやすい
• 多彩なインタフェースで自動計測・リモート制御に対応
• 並列接続により、試験規模に合わせて柔軟な構成が可能