【日置電機】データロガー LR8101/LR8102

【日置電機】データロガー LR8101/LR8102

2024年02月22日

システム組み込み向けモジュール拡張型データロガー

  • 計測システムに合わせて、柔軟に計測モジュールを拡張できる
  • データロガー(本体)1台につき、最大10台の計測モジュールを接続できる
  • 【LR8102】本体間サンプリング同期によるチャネル拡張に対応。リアルタイム高速データ転送に対応

LR8101 (基本機能モデル) とLR8102 (高機能モデル) の違い

共通の機能
・計測モジュールを最大10台接続
・SDカード、USBメモリーにデータ保存
・通信コマンドで制御、データ転送

LR8102 (高機能モデル) の機能
・UDPによるデータ出力
最速5 ms間隔で1サンプリングずつリアルタイムに測定データを出力します。
HILSのようなリアルタイム処理が求められる場合に利用できます。

・複数本体を同期して測定
オプションの光接続ケーブル L6101 (1 m)または光接続ケーブル L6102 (10 m) で同期測定ができます。
サンプリング同期したすべての本体の測定データは、プライマリー器のLAN2から出力できます。

・CANによるデータ出力
CAN (Controller Area Network) で測定値を出力できます。
バッテリーマネジメントシステム (BMS) のような車載デバイスの情報とのデータ統合に利用できます。

仕様

基本仕様 (確度保証期間 1年)
仕様の詳細は、取扱説明書をご覧ください。

製品名

データロガー LR8102

データロガー LR8101

接続可能モジュール

電圧・温度モジュール M7100、電圧・温度モジュール M7102

最大モジュール接続台数

10台 

最大同期可能台数

10台

本体と同期不可

(光接続ケーブルが必要)

電源

ACアダプタ : ACアダプター Z1016 (DC 12 V ±10%で駆動) 

外部電源 : DC 10 V ~ 30 V 

使用温湿度範囲

−10℃~50℃, 80% RH以下 (結露しないこと) 

LANポート数

2

1

高電圧バッテリーパックの各セルデータ取得に最適【バッテリー充放電試験】

バッテリーパックは、多くのバッテリーセルが直列に接続して構成されています。セルの特性のばらつきによってバッテリーパック全体の性能低下を招くため、セル単位で電圧や温度の挙動を把握することは、極めて重要です。

一方、電気自動車に搭載するバッテリーの高電圧化が進んでいます。バッテリーの電圧は400 Vから800 Vへ実用が進んでおり、このような高電圧バッテリーパックの充放電試験でバッテリーセルの電圧や温度を安全に測定するためには、計測器の対地間電圧とモジュール間電圧が重要になります。

バッテリーパックのスタックセル電圧測定、セル生産ラインでの充放電試験に最適なモジュール

モジュール

電圧・温度モジュール M7100

電圧・温度モジュール M7102

バッテリーパック

600 V~1500 V向け

600 V以下向け

対地間最大定格電圧

DC 1500 V, AC 1000 V (CAT II)

DC 600 V, AC 600 V (CAT II)

モジュール間最大定格電圧

DC 1500 V, AC 1000 V

DC 600 V, AC 600 V

最大チャネル数

15ch/台

30ch/台

サンプリング速度

最速 5 ms

最速 10 ms